星の祝福を受けし栄光なる世界と言われている蒼星祈聖界クロムウェル。 その世界に、ある魔術師が足を踏み入れ、その世界達を知る。 加護が与えられた世界と、加護が与えられなかった世界。 ただ、生きていただけなのに。その世界の者は思い、そして――― 存在意義を探し、葛藤し、やがて祈りは星となるであろう。
▼長編
▼短編
▼連作
満ちる月は、古よりこの国の命の秩序を映すものとされた。 だが満月の夜、秩序は反転する。月光に潜む清らかな力は、穢れとなり、地上に滴り落ちる。 穢れの脅威に直面し、軍はついに立ち上がった。 月は高く、世界を見下ろす。 穢れは、今日も人の心を侵している。 そして、軍の歩みは、夜闇に咲く光となる――─。