「罪人達に、星の粛清があらんことを」
ひとつの罪から、罪へと。
星のように瞬き始める。
それはいつかたった一人でその身を燃やし尽くすかのように。
一体この世界でどれだけの人が、その凄絶を美しいと呼ぶだろう。
星の巡りに導かれ、断罪の物語が、今開かれる。
らとすけさんとの共同創作。
「これは、世界のあの日、運命のやり直しの物語だ」
時が止まったかのような変わらない平穏な日々は、突如終焉を迎える。
神、魔物───それぞれの神話、物語を持って終えた者達が、再び目を覚ましたのだ。
記憶が呼びさまされた時、ヒトだった者達はあの日をやり直すかのように、時計の針のように動き始めた。
在りし日の追憶、感情、そして使命。
絡み合う因果の果てに、神と魔物はどのような物語を紡ぐのか──
新たな神話を始めよう。これは、あの日のやり直しだ。
紅城 黎さんとの共同創作。
「あれが天だけのものだと、誰が嘯いたのだろう」
この想いが生まれたのはいつだったろう。
あの笑顔に惹かれたのはいつだったろう。
どの言葉を語り並べても君を表せないけれど。
その手を取れる幸せが、心から尊かったのだ。
どんな運命に至っても、一緒に居ようと誓った、最愛の君へ。
きみをかたる、きみにかたる。
さようなら、太陽と月が照らす夜空。
太陽と月がなくたって、僕らは生きていく。
紅城 黎さんとの共同創作。
Thanks Image 紅城 黎
満ちる月は、古よりこの国の命の秩序を映すものとされた。
だが満月の夜、秩序は反転する。月光に潜む清らかな力は、穢れとなり、地上に滴り落ちる。
穢れの脅威に直面し、軍はついに立ち上がった。
月は高く、世界を見下ろす。
穢れは、今日も人の心を侵している。
そして、軍の歩みは、夜闇に咲く光となる――─。
守月斬陽神話において「月の神」の加護を受けし国。
かつて月の神は守護と浄化に特化しており、その影響を受けた月守之国の人々も、戦よりも「護ること」「祓うこと」を尊ぶ気質を持つ。
国の中心勢力は軍であるが、好戦的な者は少なく、むしろ献身と奉仕の精神を重んじる者が多い。
烈斬之国が「穢れ」に侵され始めたのを機に、月守之国はついに立ち上がり、祓魔軍と共に対抗に乗り出した。
守月斬陽神話において「太陽の神」の加護を受けし国。
太陽の神はかつて破壊と再生を司り、その力を受け継いだ烈斬之国は強大な攻撃力と旺盛な生命力を誇った。
だが、今もなお続く「月の神」と「太陽の神」の戦いが歪みを生み出している。
その代償として、月の神が負った穢れが満月の夜ごとに人の世へと流れ込み、烈斬之国を直撃した。
民は次々に理性を失い、人ならざる者となって人間を襲うようになっている。
月守之国が組織した、現在は煌月 昊光が率いる穢れに立ち向かう精鋭軍勢。
国民の希望を背負い、満月の夜に顕現する穢れを討つために編成されている。
大きく断斬師団と魔浄師団に別れているとされる。
穢れが蔓延する時代、祓魔軍はただの軍隊ではなく、国民の希望そのものであり、満月の夜に光をもたらす存在。
物理戦闘に特化しているする部隊。刀や槍、弓などを駆使し、穢れやそれに侵された者たちに直接打撃を与える。
正式名称は「月守之国祓魔軍断斬師団」であり、現在の師団長は刈出 八楽。
魔法・術式戦闘に特化している部隊。攻撃術で広範囲の掃討戦を行い軍の戦況を安定させる。魔法によって穢れを浄化される。
正式名称は「月守之国祓魔軍魔浄師団」であり、現在の師団長は早乙女 天音。
「これは、小指に糸と糸を繋げたあなたと二人で世界を歩むはなし」
もしも、前世で出会った者達が運命の針を狂わされ、出会う事になってしまったのだとしたら。
どんな言葉を交わすのだろうか。何が起きてしまうのか。
きっと、世界の深い意味合いなんて、考えた事はなかった。
何故ならこの世界は、生きていて当たり前の世界だったのだから。
これは、平行世界が交わり、運命の針を狂わせる話。
──”出会わなかった”可能性を踏みにじったその先には?
白うにさんとの共同創作。
「君がいなくても、廻る世界なんか──……」
この青き世界の中で二人で夢を見よう。僕らは確かに存在している。
眠るまで、いや……眠ってからも。ずっと一緒だ。
死こそ人間が描くべき世界の真理であり、この世で最も美しい物語である。
そして、夜明けなどないのだ。神が望んでなんかくれない限りは。
君と未来を歩みたかった。どうかその眠りに、祈りをこめて。
白うにさんとの共同創作。