星燈籠 皐月

「厳しすぎるのも軍の士気が落ちるものだと、私は思うのです」

年齢
35
性別
男性
身長
190㎝
体重
83㎏
属性
アライメント
中立善
種族
人間
絵文字
🏆

祓魔軍を率いる元帥でありながら、日々の鍛錬を欠かさぬ努力家であり、その求道的な姿勢は彼の人となりを示している。
自らを律し、常に鍛錬に身を置き続ける姿は、単なる形式的なものではなく、生き様そのものであり、部下たちから深い尊敬を集めている。
彼は戦場においても常に冷静であり、功績や名誉よりもまず生存を第一とした采配を下すことを信条としている。
「厳しすぎれば士気を損なう」という揺るぎない考えのもと、部下たちの命を最優先に守ろうとする姿勢を貫いているのだ。

功績や名声に執着せず、ただ兵たちが生きて帰ることを何よりも願い続けるその在り方は、時に軍の中で異彩を放ち、理解を得られないことすらある。
それでもなお、彼は決して揺らぐことなく、批判をも真摯に受け止めつつ、己の信じる道を静かに、しかし力強く貫いている。
また、大元帥を深く敬愛し、その右腕としてふさわしい存在になろうと、元帥の地位にありながらも努力を惜しまない姿は印象的である。

そこにあるのは慢心や虚栄ではなく、ただより多くの命を救いたいと願う純粋な意志であり、その心は兵士たちに強い安心を与えている。
戦場に立つときも、指揮を執るときも、決して兵士を見捨てることのない姿は、彼の信条を体現するものだ。

功績や名声よりも人の命を尊ぶ姿勢は、軍の中でも異彩を放ち、しばしば議論の的となる。

一人称:私/二人称:貴方、君、〇〇くんor〇〇さん

功績や名声よりも、帰還して再び笑える日々を得ることこそ価値があると考えている。
そのため、戦果を誇るよりも、兵士一人ひとりの命を守り抜く采配を選び取る。
「無理な作戦で散るより、生き残って次につなぐことに意味がある」というのが彼の持論だ。

さらに彼は、相手がどれほど偉大な人物であろうと決してひるまず、堂々と自分の意見を口にする。
それは傲慢ではなく、ただ正しさと信念を曲げない心から生まれる姿勢である。
権威に屈することなく、必要とあらば大元帥にすら意見を進言する覚悟を持っている。
その態度は時に反発を呼ぶが、同時に彼の誠実さと信念の強さを裏付けてもいる。
皐月にとって大切なのは、地位や肩書きではなく、人の命と守るべき信条である。

煌月 昊光

呼び方
昊光様/昊光さん
所感
一番近くで支えたい

大元帥である昊光に対してひとりで抱え込まぬようにと、だから皐月は日々鍛錬をしている。
人間である以上、支え合いをしていくものだから───だから、昊光も人間だと思っているから、支えたい。
そして、彼が道を外しそうになったらその道を正したいと、陰ながらそう思っているそうだ。

天ヶ瀬 梓月

呼び方
梓月くん
所感
信頼できる頭脳であり、守るべき参謀

どんな状況でも冷静さを崩さぬ姿を、軍師としてだけでなく人間としても尊敬している。
同時に、弟への強い執着や過保護な一面を「少々危ういもの」と感じており、心配もしている。
自分が「生存第一」という信条を抱いているのと同じく、梓月の「冷静さを保ち続ける」姿勢にも共感している。
しかし梓月の戦闘力が突出しているわけではないため、「彼に過度な負担がのしかからぬよう守らねば」と思っている。

早乙女 天音

呼び方
天音くん
所感
冷静にして誠実、だが危うい輝きを放つ若き将

天音の「冷静な計算」と「自己犠牲の覚悟」を、皐月は高く評価している。
特に「自分の命すらも民のために差し出す」という覚悟に対しては、「危うくも眩しい」と感じている。
しかし皐月自身が「生きることに意味がある」と信条を掲げているため、天音の極端な自己犠牲精神には「もう少し自分を大切にしてほしい」という思いも抱いている。

「たとえ戦果を挙げられずとも、生きて戻ってきてくだされば、それで十分に意味があると私は思っているのです」

「もし私の考えを甘いと評されるのなら、それもまた受け入れましょう。ただし、その甘さが誰かを救うのであれば本望なのです」

「私は甘いと呼ばれても構いません。ただ、皆が笑って明日を迎えられる方が、よほど価値があると信じているんです」

「戦場において恐怖は当然のこと。しかし、その恐怖を認めたうえで生き抜くことこそ、真の勇気だと私は思うのです」

「どうか忘れないでください。貴方がここにいること、それ自体が誰かにとっての救いであり、希望であるということを」

皐月の幼少期は決して穏やかなものではなかった。
父は祓魔軍の軍人であり、幼い頃に戦場で命を落とした。
その日から、皐月は病弱な母と、まだ幼い弟や妹を支える唯一の柱となった。
家族を守るために必死で働き、幼いながらも責任を背負う日々を過ごす。

しかし母も病に苦しみ続け、皐月の心には「失う恐怖」が深く刻まれていった。
父を奪った戦争、母を苦しめる病――その現実を前に、彼は強く心に誓う。
「功績よりも命が大事だ。生きてさえいれば、希望は繋がる」と。
やがて軍に身を置いてからも、その考えは彼の采配の根幹となっていく。

相手が誰であれ、自分の意見を曲げないのも、家族を守り抜こうとした経験の延長だった。