「私、民を護る騎士になりたいんです!」
祈りと花の女神アルティリアに選ばれた聖騎士のうちの一人で、冬の加護を世界に施す冬の聖騎士。
良く言えば純粋、悪く言えば世間知らず。
由緒ある騎士の家の生まれであり、自身もそれなりに騎士道というものを心得ている様子。
他の聖騎士との仲は良好で、特に夏の聖騎士フラムと仲が良い。
同時に、放っておけないと思われているようだ。
夢見がちでもあり、それ故に人を護れる存在というものに強い憧れを抱いている。
本来は氷魔法しか扱えなかった彼女だが、何故か時折星の力を扱うことがある。
それは、彼女の言う「我が神」と関係しているらしいが、果たして一体誰なのか──。
今日も彼女は、きらりとまたたく蒼煌の星に祈りを込めるのだ。
一人称:私/二人称:貴方様、〇〇様
読書や刺繍が好きであり、その趣味は母親譲り。雪の結晶の刺繍や星の刺繍をよくやっている。
その刺繍は時折誰かにあげたりもしているらしい。
努力はいつか報われると、自分を冷遇している父親や兄にもめげずにいる。
基本、友人以外には歳関係なしに敬語で話す。敬語で話すのが癖になってしまっているがために逆に崩れた口調が難しいのだとか。
魔法など色々教えてくれる良き教師。
彼の旅の話を聞いてからは外の世界にも興味を持ったりしている。
世界に加護を与えていくれる女神であり、自分を聖騎士に選んでくれたひと。
彼女に刺繍を教え、ぬいぐるみ作りを最近は教わっているらしい。
尊敬すべき星祈王。彼女のポーカーフェイスをクールな人だと勘違いしている。
自分も彼女みたいになりたいと見習って日々勉強をしている。
聖騎士の中では一番仲が良く、彼女には自分の作った刺繍をあげているようだ。
彼女がぬいぐるみが好きので、いつか自分が作ったぬいぐるみをあげてみたい。
真面目であり自分に厳しくあるエルロスをシュネルは尊敬しているようだ。
エルロスにも恩はあるがしかし、彼の幻獣種に対しての態度などは疑問に思うことがある様子。
「聖騎士が一人、シュネル・セイリオスと申します。民を護るために日々精進致します!」
「私がアルティリア様に選ばれたのも運命、アルティリア様のご期待を裏切らないようにせねばなりませんね」
「氷魔法を得意とするんですが、こういう魔法も使えるんです。我が神の祝福なんです!」
「星と海の神……ユーリヤ様。私、ユーリヤ様のようにお優しい方になりたいのです」
「きっと皆、分かり合えるはずです!」
世間知らずのため、努力から身を結んだ実力も「生まれ持った才能」だと勘違いされることも、それ故に妬まれることも少なくはない。
しかしシュネルはそれで周囲を咎めるわけでもなく、かと言って努力もやめるわけではない。そんな真っ直ぐな少女なのだ。
その真っ直ぐさに、フィリアやフラムを始めとした周囲も少なからずは、影響されているのだろう。